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乗りこなし方(Riding Tips)
Windsurfing Classic

グライドとは?

|| プレーニングとは異なる快楽セイリング

ウインドサーフィンでプレーニングすると楽しいですよね。あのスピード感や水面上に浮き上がる感じは他では得られず、それを経験すれば、誰もが夢中になるものです。

軽風時(弱風時)にも同じような楽しさを感じられたらいいのに。そう思ったあなた、ありますよ、ウインドサーフィンならではのもうひとつ『快セイリング』が。その名は『グライド(Glide)』サーフィンのロングボードでよく使われる言葉ですが、ウインドサーフィンでも同様の感覚をあじわうことができます。

どんな感覚か? それを言葉にするのは難しいのですが、でもたとえば───『グライド』は『グライダー』が滑空する状態を表すときにも用いられる言葉です。それをウインドサーフィンに用いる場合には(無動力の、エンジンのついていないウインドシステムが)主に風の力で海の上を滑走すること、という意味になります。そこから僕らがイメージできるのは、海に馴染むロングボードにダイレクトに伝わる風の力、海面に残る引き波と水の音、それを感じることのできる静寂と高揚、スムーズ、リラックス、自然との一体感、異世界への没入感など。

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2020 Naish_Kailua_frankiebees/スムーズ、リラックス、オートマチック───『グライド』は、ゼロへの回帰であり、解放であり、だからこそ多くを得られる気がする

|| スピードを高めるのではなく、世界を広げる

『グライド』のイメージは人によって変化し、果てしなく広げていくことができます。そして実際に海や風によってアレンジされる体感は、常に異なるものとなって乗り手にインプットされていきます。そもそもウインドサーフィンは、そのような『グライドによる快体験』を積み重ねていくために生まれました。1967年に初めて試作されたウインドサーフボードが、ほとんどサーフィンのロングボードと同様の形をしていたことがその証です。

ショートボードによる『プレーニング』もいいけれど、ロングボードの『グライド』にもウインドサーフィンの楽しさは詰まっています。さーて何が出てくるか。改めてそれを引き出し、感じてみてはいかがでしょう。年齢やレベルなど関係なく、その人なりに新鮮な何かを見つけることができるはずです(たぶん)。

ちなみに『グライド』は弱風時から楽しめるものですが、中・強風時には『プレーニング的グライド』というのもあります。高速で波を滑るサーフィンのロングボードと同様に。グライドのレベルを高めていくと、プレーニングでも一枚上手の快楽をあじわうことができるようになります。なぜなら、そのときあなたと自然とのシンクロ度はより高まっているはずだから。

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2019 Starboard_Windsurfer Lt/散歩するように海上を移動するのもいい気持ち

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